TapMouse ヘルプ

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イベントが渡されるアプリケーション

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マウスやキーボードで操作している場合、対応するデバイスドライバがイベントを受け取りシステムに通知します。
システムではドライバからイベントを受け取ったあとカレントウインドウ(通常は一番手前にあるウインドウ)を持つアプリケーションにイベントが発生したことを通知します。

これに対しTapMouse receiverでは、iOSデバイスから受け取ったジェスチャーイベントに対応するマウス操作、またはキー押下処理をその内容に応じてシステムに渡す場合(下図の(1))と、直接アプリケーションに渡す場合(下図の(2))があります。


(1)の処理を行うのは、タップおよびスワイプに割り当てたキー操作機能と、パン、ピンチ、ローテーションの機能のうち、「ポインター移動」「ホイール(si)」「カーソル」を選択したときになります。

(2)の処理を行うのはパン、ピンチ、ローテーションの機能のうち、「スクロール」「ホイール」を選択したときです。ただし、「スクロール」「ホイール」選択中でも併用ボタンについては常に(1)のルートでイベントが通知されます。

(1)と(2)の違いは、
(1)のほうがより実際のマウス操作したときのイベント流れに近いため問題が発生しづらいです。
(2)は、操作したい対象のアプリケーションに直接イベントを渡すので、アプリケーションが一番手前になくても操作が可能です。(カーソルがウインドウの上にあれば操作可能です)

アプリケーションがホイール操作に対して特殊な処理を行っている場合、(2)のようなイベントの渡し方ではうまく動かないケースがあります。パン機能で「ホイール」を割り当ててうまく動作しない場合、「ホイール(si)」に変更してみてください。

個別設定で(1)の処理を行う機能を割り当てたときに注意しなければならない点としては、個別設定と判断するアプリケーションと、実際にイベントが渡るアプリケーションが異なる場合があるということです。
個別設定が適用されるのは、マウスカーソルが登録したアプリケーションの上にあるときです。そのためマウスカーソルが個別設定に登録したアプリケーションの上にあり、そのアプリケーションがカレントウインドウではない場合、処理は個別設定に基づいて行われ、実際の操作対象はそのときカレントウインドウになっているアプリケーションになります。

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